経頭蓋直流電流刺激 (tDCS)による作業記憶の向上

経頭蓋直流電流刺激 (tDCS)による作業記憶の向上

代表の私が、医学部の学生さんと一緒に行った研究成果が先程出ました。掲載誌はNeuroscience Lettersという神経研究の分野では良く知られた速報性の高い雑誌です。

内容は、何度か紹介した、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を用いての能力(脳力)向上実験の成果を紹介しています。

持ち上げた能力は、作業記憶(ワーキングメモリ)。

ワーキングメモリは見たり(視覚)聞いたり(聴覚)した情報を一時的に保存して、作業をしている間だけ使う記憶力のことを指します。

今回はtDCSを脳の外側、左の背外側前頭皮質を健常者20人にかけた結果、目で見た(視覚的)際のワーキングメモリが向上した結果を発表しています。

研究の常として、色々と条件はあるのですが、tDCSがもし疾患にも効果的でワーキングメモリを向上させうるのなら、例えばADHD(注意欠陥多動性障害)を抱えた方はワーキングメモリの問題がありますし、治療行為としてtDCSを使うことを期待したいところです。

                                 ライデック代表 松澤大輔