tDCSを用いたディスレクシア(読字障害)の改善について

tDCSを用いたディスレクシア(読字障害)の改善について

今回もtDCSシリーズです。

紹介する研究はディスレクシア(読字障害)の成人および児童に対してtDCSを行ったところ、読字に関連する項目のパフォーマンスが向上した、というものです。

tDCSは現在注目されている技術で、頭皮から電極を当て脳(特に大脳皮質)の神経細胞の活動を変え、それによる認知機能の向上や行動の改変を目的に用います。技術的には簡単なので、高次脳機能障害、脳梗塞後後遺症から、精神疾患、さらには普通の人の認知能力向上をも目的に実験報告が相次いでいます。

ディスレクシアは、最近特に注目を集めています。
NHKの発達障害特集でも紹介されてますね。

http://www1.nhk.or.jp/asaichi/hattatsu/torisetsu/cat_learning.html

学習障害と言われるものは、読み・書き・算数の問題がありますが、従来考えられていたよりも苦しんでいる人は実は多いのです。私の外来でも、よくよく聞いてみると、学校時代、学習障害によって苦労したという話は伺います。

様々な工夫により一定程度の能力向上が見込まれるとはいえ、根本的には脳の機能が上がることが解決なはずです。
そういった可能性を考えられる今日の研究です。

                                ライデック代表 松澤大輔