ADHDグループプログラムについて (1)

ADHDグループプログラムについて (1)

当社で行っているADHDグループプログラム、何をやっているのだろう?と疑問に思う方も多いようです。そこでグループのメリットやデメリット、何をしているのかを少しずつ書いていきたいと思います。

まず対象にしたのがADHDの人であること。

ADHDの治療について考えてみると、1つには薬があります。いわゆる発達障害の中でも、ADHDの発達特性、すなわち不注意・衝動・多動といわれる症状に対してはこれはダイレクトに効くものです。直接特性としての症状に働きかけます。

ですので、外来で診断がされれば、抗ADHD薬が選択されることがやはり多い。その結果として、注意力が上がり、衝動性が和らぎ、落ち着いていられる時間が増えます。そう、それで生活が送りやすくなればそれで良いのですが、当然ながら日常の困りごとが自動的に消失するわけではないわけです。そこで、日常を送りやすくする工夫や道具について自分で何もかも思いつければ良いのですが、なかなかそうもいかないでしょう。

外来診察でも圧倒的に足りないのは、その人に合った形での日常を送るための工夫へのアドバイスをする時間です。それに、そもそもどういった困りごとがあるかをゆっくり聞ける時間も割けないことが多いのは残念なことでもあります。

そこでですが、そういった個人個人それぞれが抱える日常への困りごとにどう対処していくかを考えて、具体的対策を考えていく時間が必要なわけです。少なくても私はそう考えています。

その上で、グループ、という手段を考えているのですが、その理由は次の機会に。

ところで薬に関しては私の個人blogもどうぞ。

コンサータやストラテラをめぐる葛藤について